中村仁・仲谷沙弥香/フォーレとブラームスのチェロ・ソナタ

珍しく後期ロマン派のみの演奏会を催した。フォーレの2曲がブラームスの第2番が挟むという濃密なプログラムは、主催者が依頼したもの。演奏家が選曲するならこういうふうにはならないだろうと言われたが、長年この組み合わせの演奏会を催したかった。いずれもCDで馴れ親しんで来たが、実際に身体をもって眼前で演奏されると、こんなに鮮烈な音楽だったのかと驚く。単純に生演奏がいいというのではなく、若く跳躍するかのような中村仁さんの生気溢れる演奏、それに応える仲谷沙弥香さんの情熱的な応答は、息を飲んだ。

今回もお客さんを集めるのに苦戦したが、最後には目標にほぼ達した。こっちもよかった。写真を撮るのを忘れたが、終演後演奏者を囲んでの打ち上げも楽しかった。

演奏者のおふたり、今回もリクエストに見事に応えて下さってありがとうございました。いつも協力して下さるみなさん、友情に感謝します。また、近いうちに!


今月2回目の演奏会は、中村仁さんのチェロと仲谷沙弥香さんのピアノによるフォーレとブラームスのチェロとピアノのためのソナタ。

これまで古楽ばかり聴いていた私としてはかなり現代に近い後期モダン派の音楽です。

ピアノの仲谷さんはこれまで、オルガンやチェンバロの演奏でおなじみでもあり、中村さんもバロック•チェロの演奏を聴かせていましたが、今回のモダン•チェロを聴いて感じたのが、普段聞き慣れたバロック•チェロとは音の響きも全く違っているということ、これはバロックとは演奏テクニックの違いもあると思うのですが、楽器自体の響きの違いもあるのじゃないかと感じました。

フォーレもブラームスも普段ほとんど聴いていなかったので私としては激しさや穏やかさの動きの中にリズミックな所もあり、新たな魅力を感じた演奏でした。

主催者ブログより